福島競馬場の魅力と情報まとめ|ローカルの熱気が詰まった東北の競馬場

どうも、微妙な予想師です。
今回は、東北唯一のJRA競馬場、福島競馬場を取り上げてみました!

中央開催とはちょっと違った雰囲気、
でも現地に行くとローカルならではの温かさと熱気がギュッと詰まっていて、
「これはこれで好きだな…」と思わせてくれる競馬場です。

この記事では、福島競馬場の特徴、コースのクセ、アクセス方法、名物グルメ、
そして開催される重賞レースまで、コンパクトに&ゆるっとまとめてみました。

福島競馬場とは?

福島競馬場は、福島県福島市にある、東北唯一のJRA競馬場。
開設は1918年(大正7年)というかなりの老舗で、100年以上の歴史を持つ伝統の競馬場でもあります。

その歴史の中には、震災による開催中止、施設の改修などさまざまな出来事もありましたが、
いまもなお地元ファンに愛される、地域密着型の競馬場としてしっかりと根付いています。


▸ 福島競馬場の基本情報(ざっくり)

  • 所在地:福島県福島市松浪町9-23
  • 芝・ダート・障害すべてのコースが設置
  • 開催時期:春(4月)・夏(7月)・秋(11月)に開催されることが多いローカル場

東京・中山・阪神のような中央開催とはちょっと違って、
開催日数や規模は控えめですが、ローカルならではの雰囲気があり、
「一体感」「距離の近さ」「温かさ」が感じられる競馬場です。

実はこの福島競馬場、「ちょっと予想が難しい競馬場」としても知られていて
思わぬ馬が突っ込んできたり、展開がガラッと変わったりと、
毎年なかなか“微妙に難解”なレースが続出します(笑)。

でもそれが逆に、穴党にはたまらない舞台だったり、
「どの馬にもチャンスがある」ような混戦ムードが楽しめるのも、福島の面白さなんです。

コースの特徴と傾向

福島競馬場のコースは、JRA全10場の中で一番コンパクトなサイズ
芝の1周距離は1600m、ダートは約1445mと、まさに“ギュッと詰まった”レイアウトになっています。

直線は決して長くはありませんが、ただの平坦な小回りコースとはひと味違うクセあり仕様
実はコース全体に細かなアップダウンがあって、走りやすそうに見えて、意外とトリッキーなんです。


▸ 芝コースのポイント

芝コースには、緩やかな下り→上り→下り→ゴール前で再び上り坂というように、
周回中に小さな高低差がいくつも組み込まれています。

  • コース全体の高低差:約1.9m
  • 直線の長さ(Aコース時):約292m
  • 3・4コーナーはスパイラルカーブで、直線も馬群がバラけやすくなっています。

ゴール前の直線は短めですが、最後の170m地点からやや上り坂になるので、
押し切りだけでなく、差し馬が意外と飛んでくるパターンもあって油断できません。


▸ ダートコースの特徴

ダートコースも芝と同じく、小回り・平坦の構成ですが、

  • 高低差は約2.1m
  • 直線は約295.7m

と、数値的には控えめな起伏ながら、芝同様に細かな上下の変化があります。

基本的には逃げ・先行馬が活躍しやすいコース形状ですが、
状況によっては差しがハマるケースも。1150mのレースは芝スタートになる点にも注目です。


▸ 芝・ダートの発走距離

芝コース:
1,000m・1,200m・1,700m・1,800m・2,000m・2,600m

ダートコース:
1,000m・1,150m・1,700m・2,400m

短距離〜中距離がメインですが、ローカルでは珍しい長距離戦(2600m、2400m)も組まれており、
バリエーション豊富なのが意外な魅力。


▸ 障害コースについて

福島の障害レースは、専用の“タスキコース”を活用した固定障害レイアウトが特徴。
内馬場をぐるっと横切るような形で組まれていて、見た目にも走りにも個性が光ります。

名物は、バンケット障害(坂を上って下る構造)や、グリーンウォール(上下動式人工竹柵)など。
特にバンケットの高低差は2.76mとかなりのインパクトで、
ジャンプだけでなく“重心移動とバランス”も問われる構成になっています。

福島のコースは、数字だけ見ると「小さい・短い・平坦」となりがちですが、
実際は微妙な勾配・カーブの取り方・馬場の変化が絡んで、予想の難易度をググッと上げてくれます。

馬自身の器用さや、騎手の立ち回り力がモロに結果に出るので、
コース適性+位置取り+一瞬の判断力がカギになる…そんな競馬場です。

アクセス|駅からのんびりバス移動でラクラク到着

福島競馬場は、JR福島駅からバスで約15分と、アクセスしやすいロケーションにあります。
電車で来る人も、車で来る人も、無理なく到着できる“ちょうどいい距離感”が魅力です。


▸ 電車+バスでのアクセス

JR福島駅から競馬場へは、東口バスターミナルから出ている路線バスを利用するのが便利です。

  • 福島駅(東口)バスターミナルの2番・3番のりばから乗車
  • 所要時間はおよそ15分で、「競馬場前」バス停で下車
  • バスを降りてからは、徒歩すぐで正門へ到着します

※運行本数や時刻は開催日により変動があるため、事前チェックをお忘れなく。


▸ 車でのアクセス

福島競馬場には、JRAの有料駐車場が用意されていますが、
開催日には周辺道路の渋滞や駐車場の混雑が発生しやすいため、注意が必要です。

特に重賞開催日は早い時間から満車になることもあるため、
できるだけ公共交通機関の利用がおすすめです。

グルメと楽しみ方|素朴さが魅力の“あったか競馬場”

福島競馬場の魅力は、レースの熱さだけじゃありません。
地方色のある素朴なグルメや、ふらっと立ち寄れるショップ、のんびり過ごせるスペースなど、
“ローカル競馬場らしい温もり”がじんわり感じられる場所なんです。


▸ ローカル色たっぷりのグルメたち

大都市の競馬場ほど店舗数は多くないものの、
「定番を、ちゃんとおいしく」が福島のフードコーナーの魅力。

  • 定番のうどん・そば・カレーはもちろん、しっかり味で安定の満足感
  • ラーメンや唐揚げ、おつまみ系メニューもあって、気取らないB級グルメが充実
  • 冬開催がない分、夏場には冷たいメニューや軽食も人気

混みすぎないので並びすぎる心配もなく、
「食べたいものを、食べたいタイミングで」楽しめるのが地味にありがたいポイントです。


▸ スイーツ&軽食もちゃんとあります

ローカル場だからといって、甘いものがないわけじゃありません。
ソフトクリームやフライドポテト、ちょっとしたデザート系の屋台もちらほら。

「パドック見ながらちょっと甘いものでも…」という使い方もできちゃいます。


▸ ファミリー層にも配慮あり

福島競馬場には、こども向けの遊具や広場が整備されているほか、
ベビールームや休憩エリアなども用意されていて、
家族連れでものんびり過ごしやすい設計になっています。

大きなアミューズメント施設があるわけではありませんが、
「ちょっと一緒に散歩がてら来てみた」くらいの感覚でも快適に楽しめます。


▸ パドック&ショップでちょっと観察タイム

福島のパドックは、スタンド裏の静かな場所にあり、落ち着いて馬の様子が観察できるのが特徴。
混みすぎない分、初心者の方でも「じっくり見てみようかな」と思いやすい環境です。

また、場内にはJRAのグッズショップ「ターフィーショップ」もあり、

  • 馬のぬいぐるみ
  • 福島限定グッズ
  • お菓子・文具・タオルなどのお土産系も豊富

レースの合間にちょっと立ち寄ると、「あれ、思ったより楽しいぞ?」ってなる場所です(笑)


にぎやかすぎず、地味すぎず。
福島競馬場の楽しみ方は、“気負わず過ごせるちょうどよさ”にあるのかもしれません。

開催される主なレースと見どころ|“混戦上等”の夏競馬

福島競馬場では、春・夏・秋にそれぞれ開催があり、
中でも7月の開催は「ローカル夏競馬」の主役のひとつとして毎年大注目。

GⅠレースは組まれていないものの、波乱必至の伝統重賞や、
上半期の総決算に向けた“腕試しレース”が数多く行われています。


▸ 福島開催の主な重賞レース

レース名開催時期距離条件
七夕賞(GⅢ)7月上旬芝2000m3歳以上・ハンデ戦
ラジオNIKKEI賞(GⅢ)6月下旬〜7月初旬芝1800m3歳限定・ハンデ戦
福島記念(GⅢ)11月中旬芝2000m3歳以上・ハンデ戦
福島牝馬ステークス(GⅢ)4月中旬〜下旬芝1800m4歳以上牝馬

▸ レースの特徴と傾向

  • 七夕賞
     → 夏の名物ハンデ戦。伏兵が台頭しやすく、毎年“どこからでも入れる”難解レース。
     → 過去には二桁人気の激走も多く、“福島=荒れる”の象徴的存在。
  • ラジオNIKKEI賞
     → 3歳馬限定のハンデ重賞で、クラシックに出られなかった組の再挑戦の場。
     → 成長途上の馬が多く、展開や位置取りひとつで結果がガラッと変わることも。
  • 福島記念
     → 秋競馬の締めくくりとも言える名物レース。こちらもハンデ戦で波乱の香り。
     → 重賞常連のベテラン勢 vs 台頭してきた中堅どころの力関係に注目。
  • 福島牝馬ステークス
     → ヴィクトリアマイルの前哨戦的位置づけ。牝馬同士のスピードと瞬発力勝負が魅力。
     → 開催初期の馬場状態も要チェックポイント。

▸ 福島といえば“混戦”

全体を通じて、福島の重賞はハンデ戦が多め&小回りコースで展開が読みづらいため、
「人気馬がそのまま勝つとは限らない」こともしばしば。

まさに、“競馬の難しさと楽しさ”がギュッと詰まった舞台
うまくハマったときの的中は格別ですし、
「自分だけが拾えた穴馬」が来たときのドヤ顔チャンスもあります(笑)

中央開催の華やかさとはまた違う、“実力と工夫で勝ちにいく夏競馬”の楽しみ方が、
福島開催にはしっかり詰まっています。

まとめ:地元愛と混戦のドラマが詰まった福島競馬場

福島競馬場は、中央競馬の中では比較的規模の小さなローカル開催ながら、
熱いレース展開と“ちょっとクセのあるコース”が魅力の競馬場です。

小回り・平坦・スパイラルカーブ、
そしてハンデ戦の多さから生まれる“読みにくさ”は、まさに予想の醍醐味。
一筋縄ではいかないぶん、当たったときの気持ちよさもひとしおです。

施設も混みすぎず、グルメもほっとするラインナップ。
競馬場全体に“のんびり、だけどしっかり楽しめる空気感”が漂っているのが福島の良さ。

初心者でも、ベテランでも、
「なんとなく行ってみたら、思ったより楽しめた」
――そんな“距離感の近い競馬場”として、これからもゆるく注目していきたい場所です。


次回もまた、気が向いたときに別の競馬場やレースを紹介していく予定です。
ふらっと読みに来ていただけたら嬉しいです。

それでは、また!

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