どうも、微妙な予想師です。
今回は関西を代表する競馬場、京都競馬場についてまとめてみました!
長い歴史と格式ある舞台でありながら、2023年に大規模リニューアルを終えて、ピカピカ&快適に生まれ変わったのが京都競馬場。
伝統と革新の“いいとこ取り”なこの競馬場を、初心者にもわかりやすく&ちょっと緩めにご紹介します。
京都競馬場とは?
京都競馬場は、1925年に“淀”の地に開設されてから、2025年でなんと100周年!
JRA(日本中央競馬会)が運営する中央競馬場のひとつで、関西競馬の聖地として長い歴史と伝統を誇る名門競馬場です。
地元では“淀(よど)”という愛称でも親しまれていて、古くからファンにとっては「GⅠシーズンといえば京都!」というくらいの存在感。
特に春の天皇賞や菊花賞といった長距離GⅠは、ここ京都を舞台にドラマを生み出してきました。
そして大注目なのが、2023年にリニューアルされたばかりの新スタンド!
約2年半にわたる大規模改修を経て、伝統の舞台がより快適&スタイリッシュに生まれ変わりました。
「昔ながらの京都らしさ」と「最新の観戦設備」が同居する、まさに伝統と革新のハイブリッド競馬場なのです。
コースの特徴と傾向
京都競馬場のコースは、一見シンプルなようでいて、実はかなり個性的。
内回り・外回りの芝コースがあり、3コーナー付近には「小高い丘」のような高低差があるのが大きな特徴です。
芝もダートも基本的には平坦ですが、向正面の途中から3コーナーにかけて緩やかに上り、そこからカーブしながら一気に下るという構造が、レース展開に大きな影響を与えます。
特に外回りではこの高低差が約4.3メートルにもなり、残り800m地点あたりからスピードが乗ってくるケースが多く見られます。
一方で、長距離戦ではそのスピードをいかに制御できるかがカギ。
ペースを乱さず、スタミナを温存できるかどうかが明暗を分ける場面も。
▸ 芝コースのポイント
京都の芝コースは、3コーナーを境に内回りと外回りに分かれ、4コーナーで合流するという独特なレイアウト。
さらに、引き込み線があるおかげで、1600mや1800mなど一部の距離では、スタート地点が奥深い場所から始まるようになっています。
- 内回りは全体的にコンパクトで、カーブがきつく、直線も短め(約328m)。
→ スピードに乗った先行馬が有利な展開になりやすく、内枠も狙い目。 - 外回りはコーナーがゆるやかで、直線も約403mと余裕あり。
→ 差し・追い込みが効く舞台で、スパートのタイミング次第で逆転劇も。
また、京都の芝は最大38mとかなり幅広く、馬場の傷みが分散されやすい設計になっています。
それによって、コンディションが比較的安定しており、見た目以上に戦術が問われるのがポイント。
▸ 芝の主な発走距離(内・外回り含む)
1,100m・1,200m・1,400m・1,600m・1,800m・2,000m・2,200m・2,400m・3,000m・3,200m
▸ ダートコースの特徴
ダートコースもまた個性的。
1周の距離は1,607.6mと広めながら、直線距離は約329mと比較的短め。
スタートからテンが速くなりやすく、逃げ・先行タイプに流れが向くことも。
さらに、ダートにも芝同様の丘状の起伏が設けられていて、3コーナーから下り坂→直線へという流れに。
この構造がラストの伸びに影響しやすく、京都のダートは他場よりも上がりが速くなる傾向が見られます。
なお、1400m戦ではスタート地点が芝になるため、芝・ダートどちらにも対応できるタイプが狙い目になる場面も。
▸ ダートの主な発走距離
1,000m、1,100m、1,200m、1,400m、1,800m、1,900m、2,600m
▸ 障害コースについて
京都の障害コースは、通常の障害戦と大障害戦で分岐する2ルート構成。
大障害コースには、「バンケット」という高さ0.8m・長さ15.9mの台状障害が設置されており、騎手と馬のスキルが試される場面になります。
これらの障害レースでは、見た目にもわかりやすいジャンプの迫力に加えて、コース攻略の巧みさも問われる奥深いレース展開が楽しめます。
▸ コースサイズと直線距離(Aコース基準)
種別 | 内回り | 外回り |
---|---|---|
1周距離 | 約1,782.8m | 約1,894.3m |
直線距離 | 約328.4m | 約403.7m |
幅員 | 最大38m | 最大38m |
※4つのコース(A〜D)設定が可能。
▸ 改修後も変わらないコース構造
2020年秋から2023年春にかけて実施された大規模リニューアルでは、スタンドなど施設面が大幅にグレードアップ。
一方で、コース形状そのものには大きな変更はありません。
伝統ある“淀のコース”はそのままに、より快適な観戦空間へと進化を遂げた形です。
競馬場ごとにコースの個性があるのは当たり前だけど、京都の起伏と回り方は、知ってると知らないとでレースの見方が変わるレベル。
展開予想をちょっと深掘りしたいときには、ぜひ思い出してみてくださいね!
アクセス|淀駅直結で、迷うヒマなし!
京都競馬場は、京都市伏見区に位置していて、
市内中心部や大阪方面からのアクセスもかなりスムーズです。
中でも特筆すべきは、京阪電車「淀(よど)駅」から徒歩約2分という駅チカっぷり!
これはもう“ほぼ直結”といっていいレベルで、初めて行く人でも迷わず到着できるのが魅力です。
▸ 電車でのアクセス
- 京阪電車「淀駅」から徒歩約2分
→ ホームから改札を出たら、もう競馬場の入り口が見えてきます。
→ 京都市中心部(祇園四条・三条)や、大阪方面(京橋・枚方市)からも直通電車あり。
▸ 車でのアクセス
競馬場周辺にはJRA直営駐車場のほか民間駐車場もありますが、早めの到着か、少し離れたコインパーキングの利用を検討するのもアリです。
競馬開催日は周辺道路が混雑しやすいので、GⅠ開催日などは公共交通機関を使うのが安心
▸ 観光ついでにもピッタリの立地
京都競馬場は、観光名所の多い伏見エリア(酒蔵めぐりが有名)や、
宇治(平等院など)にも近いので、競馬+観光のセットプランにもピッタリ。
「朝から京都観光→午後に競馬観戦→夜はご飯とお酒」なんてコースも贅沢で最高です。
というわけで、
アクセスに関しては、中央競馬場の中でもトップクラスの“ラクさ”を誇るのが京都競馬場。
予想がハズれても、現地までスムーズにたどり着けたらそれだけで勝った気になりますよね(?)
グルメと楽しみ方|レースの合間に、食べて休んで満喫!
京都競馬場には、観戦のお供にぴったりなフードや軽食、休憩スポットがたくさんあります。
2023年のリニューアル以降、施設全体がすごく明るく開放的になり、
「レースを見に行ったつもりが、グルメ目的でもう一周しちゃう…」なんてことも(笑)
▸ 競馬場グルメの定番たち
レースの合間に食べたくなるのが、やっぱりガツンと食べごたえのある一品系。
京都競馬場でも、その“競馬メシ”の伝統は健在です。
- 牛すじ煮込み:しっかり味の染みた牛すじが、とろっと柔らか。
出汁の効いた関西風の味わいで、白ごはんにもお酒にもよく合います。 - 肉うどん・唐揚げ・カツカレー:定番のガッツリ系ももちろんスタンバイ。
朝イチから並ぶ人がいるほどの人気ぶり! - 焼きそばやたこ焼き系の屋台風グルメも豊富で、
“お祭り感覚”で楽しめるのも競馬場グルメの醍醐味です。
▸ 甘いもの・軽食も充実
しょっぱいものの後には、やっぱり甘いものが欲しくなるもの。
新しくなった京都競馬場では、スイーツ系も充実しています。
- ソフトクリームやクレープ、ポテト系スナックも各所に点在
- コーヒースタンドやベーカリー風のカフェもあり、ちょっと一息つきたい時にぴったり
お子さん連れやライト層にもやさしい、気軽に立ち寄れる雰囲気が整っています。
▸ ファミリーや初心者にも快適な環境
競馬場=大人の空間、というイメージはもう昔の話。
京都競馬場には、ふわふわ遊具やミニアスレチックなどのキッズエリア「ターフィーランド」があり、
家族連れでも安心して楽しめるつくりになっています。
また、ベビールームや授乳スペースも完備されていて、小さなお子さん連れでも快適に過ごせる配慮がされています。
▸ パドックでじっくり“馬見”もおすすめ
ごはんを楽しんだあとは、パドックへ。
リニューアル後は見晴らしもよく、解説表示も分かりやすくなったことで、
初心者でも“馬の気配”をしっかり観察できるようになっています。
「馬を見てから決める派」の人にとっては、重要なチェックポイントですよね。
▸ ターフィーショップでお土産探し
場内には、JRA公式のグッズショップ「ターフィーショップ」もあります。
- 馬のぬいぐるみ
- レースロゴ入りグッズ
- お菓子、文具、タオルなどの限定商品多数
観戦記念やお土産にもぴったりで、意外とクオリティ高いグッズも揃ってます。
「気づいたら何か買ってる」やつです(笑)
GⅠレースと注目イベント|歴史の詰まった“淀の大舞台”
京都競馬場は、長距離王決定戦の「天皇賞(春)」や、クラシック最終戦「菊花賞」など、
由緒正しきGⅠレースの開催地として知られています。
特に、春・秋に連続でGⅠが組まれる開催シーズンは、
レースファンにとっては“京都通いが止まらない時期”とも言える熱い季節。
▸ 京都競馬場で行われる主なGⅠレース
レース名 | 開催時期 | 距離 | 出走条件 |
---|---|---|---|
天皇賞(春) | 4月下旬〜5月上旬 | 芝3,200m | 4歳以上牡牝 |
菊花賞 | 10月下旬 | 芝3,000m | 3歳牡牝 |
秋華賞 | 10月中旬 | 芝2,000m | 3歳牝 |
エリザベス女王杯 | 11月中旬 | 芝2,200m | 3歳以上牝 |
マイルチャンピオンシップ | 11月下旬 | 芝1,600m | 3歳以上牡牝 |
▸ レースの見どころ
- 天皇賞(春)
→ 最長距離のGⅠとして、持久力と騎手の手綱さばきが問われる一戦。
→ “淀の坂”を2回越えるスタミナバトル。折り合い重視のレース展開がカギ。 - 菊花賞
→ クラシック三冠最終戦。3歳馬たちの頂点を決める3000mの試練。
→ 「長距離向きかどうか?」という血統的なロマンも予想のポイントに。 - 秋華賞/エリザベス女王杯
→ 秋華賞は3歳牝馬限定の女王決定戦、エリザベス女王杯はその上位世代も交えた真の女王決定戦。
→ 秋の京都は“牝馬の季節”とも呼ばれる華やかさ。 - マイルチャンピオンシップ
→ 国内マイル王決定戦。スピードと瞬発力、そしてポジショニングの総力戦。
京都のGⅠは、それぞれに「距離×条件×歴史」が絡む重厚なレースばかりで、
予想も簡単にはいきませんが、だからこそ当たったときの快感はひとしお。
また、淀のスタンドに響く大歓声、紅葉シーズンの競馬場の雰囲気、騎手の意地と技術のぶつかり合い――
そういった“ライブで味わう迫力”も、GⅠ開催時の京都ならではの醍醐味です。
まとめ:京都競馬場の魅力、再発見!
100年の歴史を誇りながら、リニューアルによって最新の快適さも手に入れた京都競馬場。
芝・ダート・障害、どのコースにも独自の魅力があり、春秋のGⅠシーズンには全国からファンが集まる“淀の舞台”。
アクセスの良さ、食の充実、家族連れにも優しい施設づくり…
そして何より、「コースの攻略がちょっと難しくて、予想しがいがある」という点でも、
競馬場としての奥深さを感じさせてくれます。
初心者の方も、ベテランの方も、
それぞれのスタンスで楽しめるのが京都競馬場のいいところ。
観戦だけでなく、食べて歩いて、パドック見て、予想に頭を抱えて…
それも含めて“競馬を楽しむ”ってことなんだと思います。
次回も別の競馬場やレースをゆるく紹介していく予定です。
また気が向いたときに、ふらっと読みに来ていただけたら嬉しいです。