競走馬の引退後にも、私たちファンができることがあります。
レースが終わっても、応援は続けられる——
そんな思いから生まれたのが、TCC 引退競走馬ファンクラブです。
今回は、引退馬支援の新しいカタチとして注目されるこの仕組みをご紹介します。
TCC 引退競走馬ファンクラブとは?
TCC 引退競走馬ファンクラブは、引退した競走馬たちが安心して暮らしていける環境を、ファンの力で支える仕組みです。
引退後の馬とファンをつなぎ、支援を通じて“第二の馬生”をともに見守っていくという、日本でも新しいスタイルの取り組みです。
最大の特徴は、一頭の馬をひとりで支えるのではなく、複数のファンで支える“共有オーナー制度を採用していること。
この仕組みにより、無理のない金額からでも参加でき、馬とのつながりを実感しながら応援を続けることができます。
現在は全国に支援拠点が広がっており、多くの引退馬たちがTCCのサポートを受けて新たな道を歩んでいます。
レースが終わっても、馬と人がつながり続ける。そんな未来を形にしているのが、TCC 引退競走馬ファンクラブです。
どんな支援ができるの?
TCCでは、引退競走馬を支えるために、ライフスタイルや気持ちに合わせて選べるさまざまな支援方法が用意されています。
TCCに入会する
TCCの会員になることで、引退馬支援の取り組みに継続的に関わることができます。
入会金1,000円と月会費1,500円で、TCCホースとのふれあいや乗馬体験、会員限定のオフ会など、交流イベントに参加する機会もあります。
会費はTCCの運営や啓発活動、支援全体の土台を支える資金となります。
継続支援(目的や応援スタイルに合わせて選べる支援)
TCCに入会すると、「この馬を応援したい」「この活動を支えたい」といった思いに応える継続支援を始めることができます。
- TCCオーナー
支援したい馬を自分で選び、その馬の“オーナー”として継続的に支援するプランです。
TCCホースは全国の提携牧場や乗馬クラブに預託されており、オーナーになると、乗馬割引や毎月のオンラインレポート、専用コミュニティへの参加など、馬とのつながりを深められる特典があります。 - ホースサポーター
好きな馬を月500円から気軽に応援できるプラン。
レポートなどの特典はありませんが、無理のない範囲で継続しやすい支援スタイルです。 - シェルターサポーター
行き場のない引退馬や保護が必要な馬たちを、特定せず支えるプランです。 - ウマハグサポーター
高齢やけがなどで働けなくなった馬たちの余生を支援するプラン。
ウマハグオーナーが用意する特典付きアイテムの購入や、継続的な支援が可能です。
都度支援(そのときの気持ちに合わせて)
毎月の支援が難しい方でも、タイミングに合わせて参加できる支援方法です。
- TCCみらい基金に寄付をする
一口1,000円から寄付が可能で、突発的な治療費や余生支援の備えになります。 - グッズを購入する
オリジナルグッズや馬をモチーフにした輸入雑貨、作家とのコラボ作品などを販売。
収益の一部はTCCみらい基金にも活用されます。 - 物資を届ける
馬具(無口、ゼッケン、馬着など)や牧草、にんじん、リンゴなどの物資を届けることで、馬たちの生活を直接支援できます。
現在募集している物資はTCCへお問い合わせを。
ふるさと納税で支援
TCCが連携する自治体を通じて、ふるさと納税で支援することも可能です。
返礼品としてTCCグッズがもらえるプランもあり、税控除を受けながら応援できます。
TCCの支援方法はとても柔軟。
無理なく、自分に合った方法から始めることができるのが魅力です。
「ちょっと気になるな」と思ったその瞬間が、馬たちとの新しい関係の始まりかもしれません。
支援は“できることから”でOK!
引退馬支援というと、特別なことのように感じるかもしれません。
でも、TCCの仕組みは、ほんの少しの関心や気持ちからでも始められるように作られています。
「TCCに入会してみる」
「気になる馬のページをのぞいてみる」
「グッズを買ってみる」
「SNSで紹介してみる」
——そんな一歩ひとつひとつが、馬たちの未来を支える力になります。
継続する支援も、都度の支援も、どんな形でも関われるのがTCCの魅力。
「自分にできる範囲で」「無理のないペースで」関わってみてはいかがでしょうか。
馬券を買う以外にも、競馬を楽しむ方法はきっとある。
そしてその中には、引退した馬たちの命をつなぐことも、きっと含まれているはずです。
おわりに|馬券は微妙でも、支援は本気です
レースで走る姿に胸を打たれ、応援してきた競走馬たち。
その後の人生にも、私たちファンが関われる道があるということを、TCCの活動は教えてくれます。
“引退したから終わり”ではなく、“引退してからもつながる”という考え方。
それは、競馬というスポーツや文化を、もっと豊かであたたかいものにしてくれるはずです。
TCCの仕組みは、支援のハードルをぐっと下げてくれます。
自分のスタイルで、できる範囲で、無理なく続けられる——
それが、引退馬支援を「特別なこと」から「当たり前の文化」へと変えていく第一歩になるのかもしれません。
予想はいつも微妙な私ですが、こういう支援には本気で関わっていきたいと思っています。
この記事が、誰かにとっての「ちょっと調べてみようかな」というきっかけになればうれしいです。
📌 TCC Japan 公式サイトはこちら
👉 https://www.tcc-japan.com/